続『バランス』ボールでトレーニング

皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス、藤本整形外科循環器内科クリニック、理学療法士の泉本です。今週は雪がチラつく日もありました。寒いと動きにくいので早く暖かくなって欲しいですね。

前々回からの引き続きとして、バランスボールを使用した体幹筋トレーニングの紹介をします。ボールを介在させることで不安定な状態となりますが、ボールがあるからこそ動かしにくい体幹筋の筋収縮をより促すことができます。今回は鍛えにくいとされる体幹側面の筋力強化です。

まずは写真のようにボールに対して体幹側面でのります。壁に対して前後に足を接地させて安定させたら、ボールを支点に上体を横方向に起こしていきましょう。起こす時には側腹部の筋収縮をしっかり感じられると思います。

ボール上で体幹を安定させる為に壁ぎわへ足を接地させましょう。
体の側面にある筋肉です。それぞれ筋線維の走行が違います。

次はボールを介在させることを利用したトレーニングです。写真のように横座りの状態から片方の足をボールにのせます。座った状態から体幹部分を持ち上げて、下にある腕と体幹側面、大腿部でブリッジを作るような格好にします。この時、下になった側腹筋がしっかり収縮していることがわかります。負荷を少し下げる場合は腕・肘を接地させて行ってみて下さい。

少し簡単に行う場合は腕・肘を接地させて行いましょう。

バランスボールでの体幹トレーニングをいくつかブログ内で紹介してきましたが徐々に難易度はアップしてきています。まずは静止した状態から動的な運動へ段階的に行っていきましょう。今回の運動が簡単にできるようになると身体にも変化が見られるはずです。

一般に筋力トレーニングを継続してから筋肥大するまで4週間以上はかかります。それまでの期間は眠っていた神経・筋の経路が目を醒まし出すといったイメージです。そして体幹部分は手足と違って少しトレーニングしにくい部位です。その理由は次回に述べるとして今回はここまでで終了させていただきます。繰り返しになりますが運動は安全に行うようにしましょう。

次回もよろしくお願いします。