体の「冷え」対策に

皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス内、藤本整形外科循環器内科クリニック、理学療法士の泉本です。今週はとても寒い日が続きました。手足が冷たくなる『冷え性』の方にはつらい時期ではないでしょうか。

『冷え性』は手足や腰など体の末端・末梢の部分が常に冷えている状態です。氷のように冷えていることもあれば、逆に顔のほてりやのぼせを感じることもあります。自律神経の乱れ、血管系疾患の既往、運動不足など考えられる原因はいくつもあるのですが、筋肉内では血行不良が起こっている状態です。


また、体の内部の温度(深部体温→鼓膜や直腸の温度を測定します)が低い場合は免疫細胞の働きが悪くなり、免疫力の低下が起こるとされています。『免疫』は病原体から体を守る為に人間に備わっている防御機能です。免疫力の高い体を作れば健康な体を維持できます。逆に低下すると風邪や生活習慣病にもかかりやすくなります。冷やすことは万病のもとになってしまします。私の場合は体が冷えた時はあえて軽い筋トレを行うことで血流の改善をはかります。


他には運動とは別に食べ物を工夫してみるのも一つの方法です。寒い冬は暖かい食べ物が恋しくなります。合わせてねぎやとうがらし、しょうが、にんにくなど血行をよくする食材を使ってみるのも体を温めてくれます。



ほ乳類であるヒトは恒温動物です。本来、温度変化があっても体温を維持できる機能が備わっています。しかし、冷暖房機器の普及で外気温と室内の温度の差が大きくなりました。良い環境で過ごす現代人には体温調節能力が低下しがちです。
寒い冬でも健康な体を維持していく為に軽い運動や食べ物などで工夫していきましょう。