理想的な立ち姿のポイント

皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス内にある藤本整形外科循環器内科クリニック、理学療法士の泉本です。今週は予想されていた通り寒くなりました。体調は崩されてはいないでしょうか。

前回は「歩き方」について簡単に述べました。今回は歩き出す直前の姿勢である立位(立ち姿)について述べたいと思います。歩く前の立ち姿がよくないとその後の歩行にも大きく影響を及ぼします。からだの色々な状況、状態はあるかと思いますが参考までにおつきあいください。

当院リハビリテーション室では大きな鏡で姿勢・動きのチェックができます。

安静直立位における特徴はからだの動揺や重力の影響、姿勢保持のための筋活動などを最小限にしてエネルギー消費を抑えていることです。では理想的な立位はどのようなものかというと、左右、前後方向から注目すべきからだの指標があります。

下図のように左右方向のアライメント(配列)では外後頭隆起(後頭部の隆起した部分)、椎骨棘突起(背骨の出っ張った部分)、殿裂(お尻の割れ目)、両膝関節の間の中心、両内果(うちくるぶし)の間の中心です。

前後方向では乳様突起(耳たぶのやや後方)、肩峰(肩甲骨の外上方部)、大転子(大腿骨の側方への出っ張り)、膝関節中心のやや前方、外果の前方(足関節のやや前方)です。

アライメントが整っていれば最小限の筋活動、エネルギー消費で立位姿勢を保てます。逆にこのアライメントから大きく外れると姿勢保持のために必要以上のエネルギーが消費されることになります。

今回はあくまで「理想的な…」ものです。現状で姿勢が悪いと悩んでいる方もおられると思いますが、今の姿勢になっている要因は何かしら存在します。それがたった一つの要因の場合もあれば複数が絡み合っている場合もあります。膝が伸びない、腰が曲がっているといった関節の原因や下肢筋力がない、体幹筋力がないというような筋力の問題、または痛みによる影響かもしれません。しかし、今の姿勢はそれらの「総和」としてできあがったものです。

気になる方は友人や家族に姿勢を客観的にチェックしてもらうのも一つの方法です。当院リハビリテーション室では壁面に大きな鏡があるのでご自身で姿勢や動作を確認してもらうことが可能です。その際は改善したい部分や悩みを聞かせていただき、修正点や対策、改善方法などについてアドバイスさせていただきます。姿勢や歩き方、動作で気になることがある方は是非一度ご相談下さい!