脈の測り方。不整脈

皆様こんにちは。西宮市の夙川グリーンプレイスにある藤本整形外科循環器内科クリニック、循環器内科、総合内科専門医の副院長です。さて、今回は、脈の測り方についてお話をさせていただきます。不整脈専門医として長年従事しておりますと、「なんとなく胸がわさわさする」、「ドキッとする」、「バクバクする」、「脈が飛びます」、「心臓が飛び出そうです」、など、いろいろなご症状で来院されます。症状がある時に、脈を触ることができましたら、脈が飛ぶ、規則正しく早い、バラバラなどの異常を知ることができます。「タン、タン、タタン」は飛ぶ脈→期外収縮、「タン タタタタン、タ、タタ」は心房細動の疑い、などが診断できるようになります。図のように人差し指と中指で、優しく橈骨動脈を抑えます。強く押しすぎるとわかりにくくなります。コツとしましては、手首を少し、進展させると橈骨動脈が振れやすくなります。最初はわかりにくいかもしれませんが、何度か触れていきますと、コツをつかめるようになります。また改めて不整脈についてはお話させていただきますが、脈がバラバラに感じる心房細動は、脳梗塞の原因の1/3を占めており、早期発見にも繋がります。不整脈については後日書かせていただきますが、動悸や胸の違和感など何かお困りのことがございましたらご相談ください。