夏の運動不足を改善しましょう   腰痛体操編

皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス、藤本整形外科循環器内科クリニック、リハビリテーション室です。お盆が過ぎても暑い日が続きますね。自宅の椅子やソファに座りっぱなしの方も多いのではないでしょうか。座っているのは楽な姿勢ですが、ずっと座っているとどうしても腰が痛くなってしまいます。しかし、立ったままでの家事や作業でも腰は痛くなり大変悩ましいところです。
本日は沢山の方が経験する腰痛に対しての簡単な体操の紹介です。

まずは仰向けで寝てもらいます。そして片方の膝を抱えて自分の胸の方へ引き寄せます。痛みのある腰部を重点的に、左右両方とも行います。1回あたり20~30秒程度、抱えたまま保持して臀部(お尻)~腰部の筋肉を伸ばします。

片方ずつ行えた方は両足を同時に抱え込むようにして殿部(お尻)~腰部の筋肉を伸ばします。こちらも20秒程度は保持するようにしましょう。抱えたところからさらに引き込んで骨盤部分が持ち上がるようにすればさらに上の部分である腰部~背面の筋肉も伸ばせます。

次は立位で壁を使用したストレッチです。壁に向かって立ち、両手掌面を壁に接地させます。壁に接地させた手掌面はそのままにしてゆっくりと腰を反るようにします。背面~腰部の筋肉、筋膜を伸ばすことができます。こちらも20秒程度は筋・筋膜を伸張させましょう。

いかがでしょうか。簡単ではありますが寝たまま行うストレッチは古典的な腰痛体操の一部です。腰痛には様々なタイプもあり今回の運動だけでは解決しないこともありますが、比較的軽い腰部痛のある方は一度お試しください。不明な点等わかりにくい部分は当院リハビリテーション室へお尋ねください。よろしくお願い致します。