骨密度測定のススメ
2025年8月19日
皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス、藤本整形外科循環器内科クリニック、リハビリテーション室です。
当院では常勤スタッフとして診療放射線技師がおります。骨折や骨の変形を見るX線撮影に加えて骨密度の測定も行っております。

骨密度測定は骨のカルシウムやミネラルなどの量を測定し骨粗鬆症のリスクを評価する検査です。当院はDXA(デキサ)法を採用しており測定台に仰向けに寝て腰椎や大腿骨の骨密度を測定します。

【DXA法での検査方法】
エネルギーの低い2種類のX線を使用する方法です。ベッド上に仰向けで寝ていただき、測定部位の位置を決めた後、ごく微量の放射線を使用して腰椎と大腿骨の測定をそれぞれ行います。測定中は動かないようにしていただき、息止めの必要はありません。痛みも全くありません。
【検査結果の見方】
若い人の平均骨密度を100%とした場合に自身の骨密度は何%なのかで示されます。70%以下では骨粗鬆症と診断され骨折のリスクが高まります。80%未満の場合は骨量減少の可能性があり、こちらも注意が必要です。

骨粗鬆症は自覚症状がなく進行して骨折リスクを高める病気です。定期的な測定は骨粗鬆症の早期発見、予防に繋がります。特に女性においては閉経後に骨密度の低下が顕著となるため、40歳以降になれば定期的な測定が推奨されています。自身の骨密度を知っておくことで、骨折予防・対策のきっかけとなります。
気になる方は当院整形外科までお気軽にご相談くださいませ。