ロコモティブシンドロームって知っていますか?

皆様こんにちは。西宮市の夙川グリーンプレイスにある藤本整形外科循環器内科クリニック、理学療法士の泉本です。

突然ですが「ロコモティブシンドローム」という言葉を聞いた事はありますか?これは日本整形外科学会が予防啓発している『移動する為の能力が不足したり、衰えた状態』を指す言葉です。英語で移動する事を表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力がある事を表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくられた言葉です。

略称で「ロコモ」と呼ばれ、ロコモの程度を調べるロコモ度テストの1つに立ち上がりテストがあります。まずはじめに40㎝の台から手を組んで両脚で立てるかを調べる簡易的なテストです。両脚で立てた場合には40㎝台から片脚で立てるかをやってみます。反対に立てなかった場合には30㎝台を両脚で立てるかどうか?というように段階的に調べていくものです。

この40㎝という数字、実は皆様の自宅洋式トイレの座面高とほぼ同じ高さとなります。最近、トイレから立ち上がりにくい、座る時に尻もちをついてしまうという方は「ロコモティブシンドローム」の可能性があります。

正確には立ち上がりテストを含む3つのテスト項目を評価してロコモ度の段階付けをするのですが、皆様もまずは一度自宅トイレからの「立ち上がり」動作を確認してみてはいかがでしょうか?

当院には手作り感満載!!の10㎝台から40㎝台があります。より詳細が気になる方はお尋ね下さいませ。