下肢筋トレの定番 ハーフスクワットの注意点
皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス、藤本整形外科循環器内科クリニック、理学療法士の泉本です。来週はじめに雨が降った後は少し気温が下がるようです。風邪をひかないように服装など万全の準備をしていきましょう!
さて今回は下肢筋力強化の定番メニューであるハーフスクワットを行う際の注意点について解説したいと思います。下肢全体の筋肉を鍛える効果があるハーフスクワットですがリハビリ場面では変形性股関節症や変形性膝関節症の患者様に対して行う機会が多いトレーニング方法です。ボディメイクの観点からも太ももやお尻を引き締めたい、メリハリのある形にしたいという際には必須のメニューです。
患者様もこのハーフスクワットのことはよくご存知で「家でこれ(スクワット)をやるようにしています」という方も多いです。しかし、私自身としていつも気になることは『スクワットの形』です。なかなか正しくできている方が少ないように思います。なので、毎回「もう少しこうしたらもっと効果的ですよー」とアドバイスさせて頂く機会が多いです。
下図に注意点を示しています。視線が下を向いてしまったり、背中が丸くなってしまう方は非常に多いです。そして一番気になる点は下肢を曲げて腰を下ろしていく際に膝が足先より前に出てしまう方が多いことです。私がハーフスクワットを指導する際は「椅子に座っていくと思って腰を下ろして下さい」「お尻を後ろに出すようにしてください」と伝えるようにしています。そうすると患者様の反応としては「これは足の力がいるねー」とか「すこぐ大変!」と言われることが多々あります。
自発的に下肢筋の筋力強化を励むことはとても良い習慣です。下肢筋を鍛えようとして行っているのであれば正しい方法を身につけてもらい効果的に下肢の筋力強化につなげてもらえればと思います。