食事におけるPFCバランスって?

皆様こんにちは。西宮市、夙川グリーンプレイス、藤本整形外科循環器内科クリニック、理学療法士の泉本です。

暖かくなり外出の頻度も多くなってきましたね。歩く、軽いジョギングをするなど、運動の開始を意識する季節でもあります。

昨冬の寒い時期や感染症リスクを避けて運動不足となっている方は多いと思います。体重が増えた人は元に戻そうと「ダイエット」に挑戦すると思いますが、その目的が体重を減らすことと思いがちです。肝心な部分は体の中の体脂肪を減らすことです。そのためには基礎代謝を高めなければなりません。基礎代謝とは呼吸や体温調整など人間が生命活動を維持するために必要なエネルギー活動をいいます。基礎代謝が高まると体内で消費するエネルギー量が増えます。結果として「脂肪が燃えやすい体」になります。

ではどうすれば基礎代謝を高めることができるのか?。まず大前提に筋肉量を増やすことが基礎代謝を増やす必須の項目です。そして先んじて食生活の見直しが大切になってきます。3大栄養素である「タンパク質(乳製品、豆類など)」、「脂質(肉類など脂)」、「炭水化物(穀物、イモ類など)」のバランスを考えた食事内容を実践・継続していくことが大切です。理想的な割合はタンパク質15:脂質25:炭水化物60です。

(※糖尿病、腎臓疾患などの疾患があればこの割合は変化します。)

PFCバランスとは

タンパク質(Protein)、脂肪(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)を15:20:60というバランスで摂取していくことです。これは健康で太らない体になるための栄養素の黄金比です。それぞれの頭文字をとってPFCバランスと呼ばれています。

毎回の食事でバランスを心がけることができれば体に必要な栄養が満たされ脂肪が燃えやすい身体になり、太りにくくなります。基礎代謝が上がれば体温も上がって脂肪燃焼が活発になります。体の免疫力も高まり健康を保つこともできます。適度な運動を組み合わせて筋肉量を増やしていければさらに脂肪燃焼力が高まり脂肪を確実に減らすことができるのです。

基礎代謝は20歳前後をピークに年齢とともに低下していきます。運動が不足気味の現代人では太りやすい身体になりがちです。筋肉量を増やして脂肪を効率よく燃焼させたいものですが運動は習慣化するのに時間もかかるし、筋肉量はすぐには増えません。まずは行動に起こしやすい食生活の改善から見直すこと大切です。